株式会社 谷笹化成工業所

環境への取り組み

発泡スチロールの特性

発泡スチロールには主に5つの特性があります。これらの特性を活用することで、生活に密着した便利さをご提供させていただいております。

発泡スチロール 素朴な疑問

発泡スチロールを燃やすとき、ダイオキシンが発生するんじゃないですか?
ダイオキシン発生の元となる塩基は、発泡スチロールには含まれていません。燃やした時に出る黒い煙は「スス」なんです。ただ「スス」は有害ではありませんが、完全燃焼することができる燃焼炉が必要で、安易にご家庭で焼却されるのはお勧めできません。
発泡スチロールには環境ホルモンは含まれていませんか?
環境ホルモンの作用をする物質は含まれていません。
発泡スチロールを作る時フロンを使っていませんか?
いいえ、フロンは使っていません。発泡剤に使っているものは、炭化水素系のもので歴史的にもフロンが使われたことはありません。

メッセージ

さて、ここで少し発泡スチロールについてお話しさせていただきます。
谷笹化成工業所(宍粟市)では、農水産容器(保冷容器、トロ箱)や機器の緩衝梱包材に用いられるEPS(Expanded Polystyrene)と呼ばれる発泡スチロールを製造しています。
この発泡スチロールは多くの方々に便利な物として利用されてる半面、少なくない方が、人体や環境に悪い影響を与えるのではないかと思われているのがとても残念です。
発泡スチロールは、98%が空気でできているため原料はわずか2%という省資源型素材ですし、単独で燃やした場合、炭素と水素に分解し、それらは酸素と結び付いて水と二酸化炭素になる、環境にやさしい素材なのです。

最近、リサイクル特性にも注目されていることはご存じの通りです。また、リサイクル率は近年向上しており90%以上となっております。
ご自宅で発泡スチロールの ゴミ分別をされていると思いますが、あの分別一つ一つが、発泡スチロールのリサイクルにつながっています。
プラスチック製品に再商品化したり、再生発泡スチロールに再利用もできます。
また、燃焼させると高い熱エネルギーを発生させるのでサーマルリサイクルにも適しています。
現在、発泡スチロールのリサイクル技術はより低コスト・高品質を求めて著しい進歩をとげています。
なかでも使用済みの発泡スチロールを再び原料のビーズに再生し、家電製品などの緩衝材として再利用する「EPS to EPS」の完全循環型リサイクルの実用化が拡大してきています。
このような発泡スチロールという素材の性質を踏まえ、今後も弊社では環境問題に取り組みながら、よりよい製品を作ることで皆様の生活に役立ってゆきたいと考えています。
お読みいただきありがとうございました。